預金保険制度
ペイオフ方式
預金保険制度の預金者保護の方法として、2つ目に「ペイオフ方式」というものがあります。ペイオフ方式は、英語で「pay off」、日本語に訳すと「直接預金戻し」、つまり、預金保険機構から預金者に保険金を直接支払う方式です。破綻した金融機関は清算され、金融機能を失うことになります。
保険金は破綻金融機関において、名寄せ作業が済んだところで支払われることになります。名寄せとは、氏名・住所・生年月日などで預金者を特定する作業のことを言います。預金者が別々の支店に複数口座を持っていても、それらは合算されます。ペイオフ方式で支払われる保険金は、1人当たり最大1,000万円までです。(保護される金額は、資金援助方式と同じです。)
元本1,000万円を超える部分と利息、或いは外貨預金については、概算払い率を乗じた金額で買い取り、預金者に支払われることになります。概算払い率は、破綻した金融機関の残余財産から推測してどのくらいのお金が戻ってくるのか、という精算見込み額から決定されるのです。
預金保険制度において、ペイオフ方式は資金援助方式の次に行う救済策とされていますが、出来る限り回避される方向となっています。というのは預金者を特定するための名寄せ作業に時間がかかるということです。資金援助方式の方がスピーディに破綻処理ができるのです。やはり、預金者にとっても処理が早い方がよいでしょう。大切なお金だから、払い戻し等早くできた方がよいのです。
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